2022年(令和4年)4月3日投稿
探訪番号:3
ブログ分類:野球場めぐりシリーズ #1
3月21日のブログで、私の父親が傘寿(80歳)の誕生日を迎えた、と書きました。
それで、「傘」にまつわるネタはないかな〜、と考えていました。
プロ野球で、傘を使った応援と言えば、東京ヤクルトスワローズですよね〜。得点シーンなどで、東京音頭が流れる中、ファンが傘を広げて上下に振るシーンがおなじみですよね〜。
なんでスワローズの応援に傘が使われるようになったか。これは、かつてのスワローズは、同じ東京に本拠を置く読売ジャイアンツ(巨人)に比べ人気がなく、お客さんの入りが悪かったのです。
そこでスワローズの応援団が、お客さんがたくさん入っているように見せるため、傘を広げて応援するようになったんだそうです。
私は小学生〜高校生くらいまで、プロ野球が大好きで、ヤクルトスワローズの大ファン、かつ大のアンチジャイアンツでした。
それで、小学5年生の時、父親と一緒に神宮球場にスワローズの試合を観に行きました。生まれて初めて生で観たプロ野球でした。
当時は新潟市に住んでいて、気軽にプロ野球を見に行けるような環境ではありませんでしたので、とても嬉しかったです。上越新幹線は大宮駅までしか開通しておらず、在来線の特急電車に乗り換えて東京まで行った記憶がありますね〜。
試合内容はかすかな記憶しかなく、とりあえずインターネットで調べたら、観に行った試合がわかりました。1984年(昭和59年)8月25日のヤクルト対広島・第21回戦で間違いありませんでした。インターネットはホントに便利です。
しかし、大人になった今、プロ野球はほとんど興味がなくなってしまいました。神宮球場に最後にプロ野球を観に行ったのは、たぶん15年くらい前だと思います。
しかし、先日、超久しぶりに神宮球場に観戦に行きました。3月30日のヤクルト対巨人・第2回戦です。
【写真】神宮球場の正式名称は「明治神宮野球場」です。所有者はなんと、明治神宮(宗教法人)なんです。
撮影日:2022年3月30日 撮影地:東京都新宿区霞ケ丘町
【写真】よく見ると「宮」の字の真ん中の「ノ」の部分がありませんよね。実はこれが明治神宮の正式な漢字なんです。
【写真】先日、明治神宮でいただいた御朱印も同じ漢字が使われていました。
撮影日:2022年3月19日 撮影地:東京都渋谷区代々木神園町(明治神宮)
【写真】東京ヤクルトスワローズは昨年度、見事に日本一となりました。球場前には優勝ペナントとトロフィー、盾が展示されていました。
【写真】スワローズの応援アイテム、ミニ傘を購入しました。
【写真】試合直前の球場内の様子です。ナイターの試合前の薄暮の感じは、雰囲気がいいですよね〜。
スワローズの応援団が東京音頭を演奏し、ファンが傘を振るのは、チームが得点した時と、7回(ラッキーセブン)の攻撃が始まる前と、試合に勝った時です。
ところが、この日のスワローズ打線は、ジャイアンツ投手陣の前になんと6回までわずか2安打無得点に抑えられ、傘の出番が全くありません。
【写真】スワローズの得点がないまま、ラッキーセブンの応援で、ようやく購入した傘を開けました!
【写真】傘の花が咲く、スワローズ応援席です!
試合はテンポ良く進み、終了したのはなんと21時前!2時間49分のゲームで、巨人が3対1でスワローズを下しました。
【写真】試合後のスコアボードを撮りました。結局スワローズは8回に内野ゴロの間に1点を取るのが精一杯。試合前に購入した傘を開いたのはたったの2回…ちょっとコスパ悪かったですね。
ところで、ちょっと愕然としたのは、観客の少なさでした。いくら開幕したばかりのまだ肌寒い3月のナイターとはいえ、巨人戦でこんなにお客さんが入っていないなんて、私が小学生の時には考えられません。
それで、家に帰ってネットで調べたら、観客動員数は1万6011人。この日のプロ野球6球場で最少でした。平日デーゲーム開催となったZOZOマリンスタジアム(千葉)よりも少ない観客なのはびっくりしました。
【写真】ラッキーセブンの応援をするジャイアンツ応援席ですが、空席がかなり目立ちます。ジャイアンツの応援団も、あまり迫力が感じられませんでした。
私も今はジャイアンツ憎し!という感情はほとんどなく、今回の光景を見て、ちょっと寂しいな、と感じました。
※3月21日にまん延防止等重点措置が解除され、プロ野球は今シーズンは観客制限無しで実施されています。