2022年(令和4年)7月25日投稿
探訪番号:10
ブログ分類:気になる乗り物に乗るシリーズ #1
善光寺のある長野市は長野県の県庁所在地で、人口約37万人、県内最大の都市です。
この長野市には、私の出身地・新潟市(人口約78万人)、そして現在住んでいる千葉市(人口約98万人)にも無いものがあります。地下鉄です。
長野市の中心駅・長野駅からは、長野電鉄という私鉄が通っていて、湯田中渋温泉郷や志賀高原の玄関口となる湯田中駅までの約33kmを結んでいます。このうち、長野駅から約2km間が地下鉄区間になっています。
これはもともと地下鉄として建設されたものではなく、1981年まで地上を走っていました。しかし、長野市街地の交通量が多くなると、踏切が渋滞の原因になったため、踏切を無くすために連続立体交差事業が計画されました。
連続立体交差事業というと、通常は高架化されることが多いですが、長野電鉄は地下化させることで踏切の解消を目指しました。
昨日、一昨日のブログでは、善光寺の御開帳を参拝した、ということを書きましたが、帰りはこの地下鉄で長野駅まで帰ろう、と思いました。
【写真】善光寺の仁王門近くに、長野電鉄・善光寺下駅の案内看板がありました。距離がちょっとあるのと、善光寺から長野駅行きのバスが多く出ていることと、また、長野駅まで歩いても2kmくらいですので、善光寺の観光客の方で長野電鉄を利用する方は、私が行った時はほとんど見受けられなかったように思います。
撮影日:2022年6月22日 撮影地:長野県長野市元善町(善光寺境内)
【写真】善光寺下駅に着きました。地下鉄の駅というより、地下道の入り口、といった雰囲気です。
撮影日:2022年6月22日 撮影地:長野県長野市三輪
【写真】時刻表が貼ってありました。1時間に1本の時間帯もあり、意外と本数は多くありませんでした。
【写真】タッチパネル式の券売機です。
【写真】長野駅まで170円です。意外と安い!
【写真】自動改札化はされていませんでした。
【写真】横のブースには駅員さんがいらっしゃらないようなので、そのまま通過。
【写真】ホームに向かう階段です。ちょっと年季が入っていますが、ワクワク感が高まりました。
【写真】ホーム上は簡単なベンチが置かれているだけで少し寂しい感じでしたが、ホーム全体の感じは東京の地下鉄と大差ないです。
【写真】駅の看板も東京の地下鉄風。
【写真】しばらくすると、暗闇の中からライトの灯りが見え、轟音が聞こえてきました。
【写真】到着した電車です。近代的でカッコいい車両ですが、どこかで見たことがあるような…。なんと、この車両はかつて東京メトロ・日比谷線を走っていたんです。私は以前、人形町駅近くの会社で働いていたことがあり、日比谷線もよく乗りましたので、この車両にも乗ってたかも。
【写真】5分足らずで終点の長野駅に到着です。ドアの上方にある電光掲示板も東京の地下鉄風。
撮影日:2022年6月22日 撮影地:長野県長野市南千歳(長野電鉄長野駅構内)
【写真】お客さんが全て降りたタイミングでパチリ!
【写真】寒冷地ではお馴染みの、ドアの開閉ボタンがカスタマイズされていました。
【写真】長野駅は3線あり、真ん中は両方から乗降車できるような構造になっていました。京王線・新宿駅をコンパクトにしたような感じです。
【写真】反対側のホームに停車していた電車もどこかで見たような…。実は、こちらはかつて東急・田園都市線で走っていた車両なんです。田園都市線は東京メトロ・半蔵門線に乗り入れていて、半蔵門線もよく乗りましたので、もしかしたらこの車両にも乗ってたかも。
【写真】長野駅も自動改札化はされていませんでした。
【写真】改札を出ると、JR長野駅に直結していました。
長野市の地下鉄は、純粋な地下鉄とは言い難いかもしれませんが、長野-市役所前-権堂-善光寺下と、4つも地下駅があってなかなか立派なものです。地下鉄がある都市はうらやましいなあ〜、と思いました。
長野電鉄には特急電車も走っていて、小田急ロマンスカー号や成田エクスプレス号で使われていた車両も走っているそうです。また行って、ぜひ乗ってみたいな、と思います。