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日本で鉄道が開業して150周年!

2022年(令和4年)10月15日投稿 

探訪番号:11

ブログ番号:跡地めぐりシリーズ #1

昨日10月14日は「鉄道の日」でした。これは、日本で初めて鉄道が開業したのが1872年10月14日ということで、1922年に鉄道省(国土交通省やJR各社の前身)によって「鉄道記念日」として制定されました。

その後、JRグループのみならず、広く鉄道に関わる企業や団体が参加する記念日とするため、1994年に「鉄道の日」と改称され現在に至っています。

ということで、昨日で日本の鉄道が開業してから、ちょうど150周年を迎えました。

日本初の鉄道ターミナルは新橋

日本初の鉄道は、東京の新橋と横浜の間で開業しました。東京駅ができるのは、それから40年以上も後のことで、最初の鉄道ターミナル駅は新橋に作られたんです。

150年前の新橋駅(当時は新橋停車場)は、現在の新橋駅より少し東側にあり、今の新橋駅は明治42年(1909年)に烏森駅として開業しました。

大正3年(1914年)に東京駅ができると、烏森駅が新橋駅と改称、元々の新橋停車場は貨物専用駅として汐留駅と改称されました。

その汐留駅も、大正12年(1923年)の関東大震災で、旧駅舎が焼失、昭和9年(1934年)に始まった改良工事により、残っていたプラットホームなども解体されました。

さらに、貨物駅としての汐留駅も昭和61年(1986年)に廃止され、日本初のターミナル駅の旧新橋停車場は、鉄道駅としての役割を終えました。

その後、平成に入って旧新橋停車場の礎石が発掘され、2003年には開業当時の設計を忠実に再現した駅舎が建てられたのです。

初代の新橋駅跡地に行きました

昨日はたまたま仕事が休みだったため、150年前の開業ルート(に近い)、東京の新橋駅と横浜市の桜木町駅の間を電車に乗ってきました。

【写真】再現された旧新橋停車場です。建物は東日本鉄道文化財団が運営する鉄道歴史展示室という博物館になっています。旧駅舎はアメリカ人のリチャード・P・ブリジェンスが設計しました。

撮影日:2022年10月14日 撮影地:東京都港区東新橋

【写真】再現された、プラットホームです。

【写真】線路の一部も再現されていました。

【写真】開業当時は、線路の枕木部分が砕石や土で覆われ、線路が少ししか見えていない状態だったそうです。それも再現されていました。

【写真】日本初の鉄道を敷設するにあたり、明治3年に0哩(マイル)標識と呼ばれる、測量の基準となる杭がこの地に打ち込まれたそうです。今、北海道から鹿児島県までレールが繋がっていますが、ここがまさにその第一歩となる地だったのですね。

【写真】こちらは現在の新橋駅です。

撮影日:2022年10月14日 撮影地:東京都港区新橋

【写真】柱には、ちょっとレトロな感じの駅名標がありました。

【写真】東海道線(上野東京ライン)の電車に乗って横浜に向かいました。隣を東海道新幹線が通過しました。150年前の人がこの光景を見たら、腰を抜かすでしょうね。

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