探訪日:2023年(令和5年)6月4日(日曜日)
探訪番号:20
投稿日:2023年6月25日
ブログ分類:庭園・植物園めぐりシリーズ #1
私は意外と(?)植物好き。でも、ずぼらな性格ゆえ、自分で植物を育てる、というのはちょっと無理なので、ときどき庭園や植物園に行って植物を見ます。
ということで、庭園や植物園に行ってきたリポートを今後書いていきたいと思っています。
シリーズの1回目は、東京の小石川後楽園です。
小石川後楽園は、寛永6年(1629年)に初代水戸藩主で徳川御三家のひとつ水戸徳川家の祖である徳川頼房が造り、二代藩主で「黄門様」でおなじみの徳川光圀が改修して完成させました。
「後楽園」の名は、『岳陽樓記』という中国の古い書物にある「先憂後楽」という言葉に由来します。
意味としては、民衆に先んじて国家の危機を心配し、民衆が楽しんだ後で楽しむべき、ということで、政治家のあるべき心がけを説いた言葉です。
【写真】小石川後楽園は東京ドームシティに隣接していますが、出入り口の中心となる西門は飯田橋駅側にありました。
門を入ってしばらく行くと、チケット購入のサービスセンターがあり、券売機でチケットを購入します。
【写真】庭園の入り口です。ここから有料で、チケットを購入したした人しか入れません。といっても、チケット代はわずか300円なんですけどね(^_^*)
【写真】庭園の中心となる大泉水です。いかにも江戸時代の大名庭園の雰囲気ですが、向こうに見える東京ドームの屋根とのアンバランスさが面白いですよね。
【写真】都心にあるとは思えない、自然豊かな風景です。
光圀は、造成にあたり、中国から江戸に招かれていた儒学者の朱舜水の意見に従い、中国の風物を取り入れています。「後楽園」の名も朱舜水の命名です。
【写真】中国風のアーチ橋、円月橋です。水面に映るアーチが満月に見えることから名付けられています。
【写真】文化財保護の観点からでしょうか、渡ることはできませんでした。
【写真】緑の中に朱塗りの橋が映える通天橋もありました。
【写真】こちらは渡ることができました。橋の上から見下ろすと、本物の渓谷に来たみたいです。
私が行った日は6月上旬ということもあり、花菖蒲が見頃を迎えていました。
【写真】花菖蒲田の前は板敷になっていて鑑賞しやすくなっていました。たくさんのお客さんが写真を撮られていました。
【写真】いろんな色の花菖蒲が咲き誇り、美しい光景でした*\(^o^)/*