探訪日:2023年(令和5年)6月17日(土曜日)
探訪番号:26
投稿日:2023年7月25日
ブログ分類:踏切を渡るシリーズ #2
もし過去に行けるとしたら、いつのどこに行きたいですか?
私はいろいろありますが、2000年3月以前の、愛知・岐阜県境の木曽川にかかる犬山橋に行ってみたいです。
この橋は、名鉄(名古屋鉄道)と自動車道路の併用橋でした。線路は道路に埋め込まれた、路面電車タイプなのですが、一般的な長編成の列車が頻繁に行き交う路線だったんです。
YouTubeで当時の映像を見ると、6両編成の大型特急列車が自動車の真横を通過する、壮大な光景が展開されています。
私が子供の時に持っていた鉄道の図鑑にもこの犬山橋の写真が載っていて、いつか行ってみたいな、と思っていました。
しかし、さすがに渋滞の原因になったり、列車と自動車の接触事故が頻繁になったりしたため、2000年3月に隣に新しい橋が完成し、鉄道と道路が分離されてしまいました。
たぶん、もしかつての犬山橋に行ったとしたら、私は1日中見てても飽きない自信がありますね〜。
東京にも、犬山橋とまではいかないまでも、なんとなく犬山橋もこんな感じだったのかな〜、と彷彿とさせる場所があります。
それが、東京都品川区の、京急(京浜急行電鉄)品川駅と北品川駅の間にある品川第一踏切です。
ここは、品川駅を出発した電車がJR線を跨ぐ鉄橋を渡るとすぐのところにある、八ツ山通りを横切る踏切なのですが、道路が斜めに横切っているため、踏切部分が長めで、路面電車のようになっています。
この踏切を見に行ってきました。
【写真】踏切から品川駅方面を撮りました。奥に見えるのがJR線を跨ぐ鉄橋です。
犬山橋には敵わないと思いますが、大興奮の光景です!
【写真】まるで路面電車の線路に長編成の電車が通過しているような感覚です。
京急線は、さまざまな会社の電車が乗り入れていて、おなじみの赤い電車の他にもいろんな電車が通り、それを見るのも楽しいです。
【写真】都営地下鉄浅草線の車両です。
【写真】千葉ニュータウン方面に行く北総鉄道の車両です。
【写真】京成電鉄の車両もやってきました。千葉市に住む私もおなじみの車両です。プロ野球の千葉ロッテマリーンズの塗装がありました(^o^)
東京23区内の鉄道は、高架化や地下化によって、踏切がどんどん廃止されています。
この品川第一踏切も、巨大ターミナル駅である品川駅の至近ということもあり、泉岳寺駅から新馬場駅までの1.7kmが連続立体交差化されて廃止されることが決まっていて、現在工事が始まっています。
工事の完成は2029年の予定でまだ先です。私としては、いつまでもこの踏切を残してほしいな、と思う反面、踏切事故や交通渋滞などの弊害を考えると、都心から踏切が無くなるのは仕方ないと思ってます。
【写真】上下線とも、電車がひっきりなしに通ります。
【写真】八ツ山通りはさほど交通量は多くはないものの、都バスも頻繁に通るような道路です。
【写真】「列車はすぐにやってきます!」の注意看板と、迂回路の案内看板がありました。
【写真】連続立体交差が完成すると、3つの踏切が廃止されることになっています。品川第一踏切のすぐ先にある品川第二踏切も廃止されます。