現地に行っていろいろなものを見てくるフィールドワーク系ブログ

東京・向島の牛嶋神社で、牛の像を撫でました!

探訪日:2023年(令和5年)8月20日(日曜日)

探訪番号:35

投稿日:2023年9月15日

ブログ分類:撫◯◯シリーズ #1

前回のブログでは、隅田川に架かる言問橋を渡ったことを書きました。

言問橋の墨田区側のたもとの隅田公園内には、牛嶋神社という神社があります。創建は平安時代と古く、もともと牛御前社と呼ばれていましたが、明治に入って牛嶋神社と改称されました。

向島から両国の地域は、飛鳥時代より「牛嶋」と呼ばれていて、国営の牧場があって牛がたくさん飼われていたそうです。

【写真】三ツ目通り沿いの牛嶋神社入り口のところに、鳥居がありました。

撮影地:東京都墨田区向島

【写真】後ろに回ってみると、柱のところに「帝都復興完成記念」と書いてありました。隣の柱には「奉献 昭和五年三月二十四日」と書いてありました。

撮影地:東京都墨田区向島

【写真】見上げると東京スカイツリー! 牛嶋神社はスカイツリーがある場所の氏神様ということで、建設時の神事も執り行ったそうです。

撮影地:東京都墨田区向島

【写真】境内には、牛に関わる像がたくさん。こちらは、狛犬ならぬ狛牛です(^o^)

撮影地:東京都墨田区向島(牛嶋神社境内)

【写真】こちらは、食肉組合が、牛の供養のために建てた包丁塚です。私も牛肉をはじめお肉が大好きですので、感謝の気持ちを込めてお参りしました。

撮影地:東京都墨田区向島(牛嶋神社境内)

【写真】拝殿前の鳥居は、真ん中の鳥居の両脇に小さな鳥居が付いているデザインになっています。これは「三輪(みわ)鳥居」と呼ばれていて、とても珍しいそうです。

撮影地:東京都墨田区向島(牛嶋神社境内)

【写真】拝殿は古風で立派な造りです。

撮影地:東京都墨田区向島(牛嶋神社境内)

江戸時代から伝わる撫牛

さて、牛嶋神社で有名なのは、何と言っても「撫牛(なでうし)」です。

撫牛とは、古くから伝わる風習で、牛の形の像や置物を撫でると、病気が治ったり、願い事が叶う、という信仰なんです。江戸時代には、家の中に牛の置物を飾って撫でる、という風習もあったみたいです。

牛嶋神社にも、江戸時代に奉納された撫牛の石像があるんです。

【写真】境内の他の像とは違って屋根付きです。堂々の風格です。

撮影地:東京都墨田区向島(牛嶋神社境内)

【写真】なかなか可愛らしい顔立ちです。この像は、江戸時代の文政8年に奉納されたものだそうです。

また、この神社には、赤いよだれかけを奉納するという風習があり、そのよだれかけを赤ちゃんにかけると元気に育つという言い伝えがあるそうです。

撮影地:東京都墨田区向島(牛嶋神社境内)

【写真】これ以上顔が良くなってもしょうがないので、頭をナデナデしました。

撮影地:撮影地:東京都墨田区向島(牛嶋神社境内)

【写真】齢50にもなると、体の節々が痛みます。ということで、ボディーの方もナデナデ。

撮影地:東京都墨田区向島(牛嶋神社境内)

今後は、全国の撫牛を回ってブログに書いて「撫牛をナデナデするシリーズ」としようと思いましたが、撫牛の像がある寺社も限られますので、「撫◯◯シリーズ」として、いろんな像を撫でるシリーズとしてブログに書いていこうと思っています(*^_^*)

今日と明日、牛嶋神社の大祭が6年ぶりに開催です

牛嶋神社では5年に1度の大祭が開催されます。

本来は昨年2022年に開催される予定でしたが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で今年に延期になりました。

今日15日と明日16日は、本物の牛が牛車(鳳輦)を曳いて、氏子の各町内を練り歩く鳳輦神幸祭が、17日は氏子各町の50基もの大神輿が牛嶋神社に向かって渡御される連合神輿宮入が盛大に行われます。

前回の2017年は鳳輦神幸祭を見に行きました。以下の写真は、2017年9月16日に撮影したものです。

【写真】てっぺんに立派な金色の鳳が乗った牛車を、大きな黒毛和牛が力強い足取りで曳いていました。

【写真】両国からスカイツリーのある押上、向島、東駒形の方まで、墨田区内の広い範囲を、手古舞、稚児などが加わった古式ゆかしい行列が練り歩きます。

【写真】途中、四ツ目通りという大通りも通りました。都バスが行列の前を通りました。お祭りを知らないバスのお客さんは、突然の牛の登場にビックリしたでしょうね(*^_^*)