日本海側初の１００メートル超ビル「ＮＥＸＴ２１」には珍しいエスカレーターもありました！

探訪日：２０２４年（令和６年）２月２７日（火曜日）

探訪番号：６８

投稿日：２０２４年５月７日

ブログ分類：エスカレーター・エレベーターめぐりシリーズ　＃２

「○○と煙は高いところに昇る」との格言通り、私は高層ビルなどに昇って展望デッキから街並みを見下ろすのが好きです。

前回のブログでは、新潟市にある新潟日報メディアシップに行ったことを書きました。

私が新潟市に住んでいた９０年代前半までは、市内に１００メートルを超すビルはありませんでしたが、ウィキペディアによると、現在はタワマンも含め、５棟もの１００メートル超のビルが建っているそうです。

新潟市で初めて１００メートルを超えたビルは、１９９４年に完成したＮＥＸＴ２１です。この１９９４年というのは、日本海側に超高層ビルが軒並み完成した年なんです。

金沢市にポルテ金沢（１３０.５メートル）、富山市にタワー１１１（１１１メートル）、また、新潟県湯沢町にＮＡＳＰＡニューオータニ（１１７メートル）が全て１９９４年に完成しました。それまで、本州日本海側に１００メートルを超すビル（鉄塔や煙突等は除く）は無かったんです。

【写真】高さ１２８メートルのＮＥＸＴ２１です。写真ではわかりにくいですが、鉛筆のようなフォルムのビルです。この場所は江戸時代は新潟奉行所があり、私が新潟市に住んでいた頃は、新潟市役所がありました。

【写真】高い吹き抜けのエントランスです。かつては「ラフォーレ原宿新潟」という、千葉県の「東京ドイツ村」もびっくりなネーミングのアパレルショップがテナントとして入居していましたが、２０１６年に撤退、現在は新潟市中央区役所となっています。

【写真】１９階に展望ラウンジがありました。無料です。回廊式にはなっていませんでしたが、カフェスペースがあり、新潟日報メディアシップより開放感がありました。

【写真】日本海方面を撮りました。曇天のため、佐渡島は見えませんでした。結構、波が高いですよね。

【写真】萬代橋から新潟駅方面を撮りました。

このブログは、一応、カテゴリー分類をしていて、前回に続いて「タワー・展望台めぐりシリーズ」にしようかな、と思ったのですが、ＮＥＸＴ２１には、珍しいタイプのエスカレーターがあるんです。

【写真】エントランスから中央区役所に向かうエスカレーターは、なんとカーブになっているんです！

この曲がったエスカレーターは「スパイラルエスカレーター」といい、なんと、世界で製造できるのは日本の三菱電機だけなんです。

１９８５年に茨城県のつくばクレオというショッピングセンター（現存せず）で初めて設置され、現在は国内・海外にそれぞれ２５ヵ所ほど設置されているそうです。

【写真】曲がっているから、乗ってると不思議な感覚になりました。

【写真】昇ったところから撮りました。カッコいい！

ということで、このブログのカテゴリは「エスカレーター・エレベーターめぐりシリーズ」としました(^O^)