探訪日:2024年(令和6年)9月14日(土曜日)
探訪番号:86
投稿日:2024年11月26日
ブログ分類:銭湯・温泉めぐりシリーズ #2
今日11月26日は、「11・26」の語呂合わせから、「いい風呂の日」ですね。入浴剤のメーカーで構成される日本浴用剤工業会が制定し、日本記念日協会に登録された記念日となっております。
ところで、別にやっているブログの9月の記事で、東京の月島に行ったことを書きました。
この記事の日に、「いい風呂」を見つけたんです。「月島温泉」です。「温泉」とは銘打っていますが、天然温泉というわけではなく、一般的な銭湯のようでした。
【写真】月島開運観音堂の横に「月島温泉」の大きな看板と階段がありました。
【写真】2階に上がると、月島温泉に通じるドアがありました!
【写真】入り口の様子です。「サウナはじめました」の大きな幟も立っていました。
【写真】「ゆ パーク月島」という看板もありました。これが屋号???
事前にネットで月島温泉のことを調べていたら、利用した人の口コミはあまり思わしくないものが散見されました。フロントの人が無愛想で、いろいろな禁止事項があって、落ち着いて入浴できない、といったようなものでした。
私は銭湯に行くのが好きで、都内の銭湯も何ヶ所か行っていて、銭湯の雰囲気には慣れているつもりですが、そんな口コミを見ていたので、ちょっと身構えてしまいました。
そしたら、フロントの女性は、無愛想どころか、むしろ愛想がいい方で安心しました。口コミはなんだったんでしょうか??
ただ、禁止事項が多い、というのは、たしかに他の銭湯には見られないような注意書きが貼ってありました。でも、私はその注意書きは大歓迎でしたね。
その注意書きとは、正確な文言は忘れてしまいましたが、「浴槽に入る前に前と後ろをよく洗ってください」といったものでした。浴室のみならず、フロントにも注意書きがあって、また、来店したお客さんにフロントの人が「前と後ろをよく洗ってから入ってください」と声掛けする念の入れようでした。
注意書きにあった「前と後ろ」とは?ストレートに言えば、もちろん、「股間」と「肛門」ですよね〜。
まあ、お客さんからしたら、そんなことまで言われなきゃいけないのか、と思うかもしれません。でも、私としては、そんな注意はむしろありがたいのです。
というのも、前述の通り私は銭湯に行くのが好きなのですが、今はどこの銭湯でも、身体を洗わずに浴槽に入る人が結構いらっしゃるんです。掛け湯をするのはまだいい方で、脱衣所からダイレクトにそのまま浴槽に入る方も、かなりの数いらっしゃるんですよね〜。
以前、テレビで、身体を洗わずに浴槽に入ると、大腸菌などの有害な細菌がかなり増殖する、というのを見て、私は家でお風呂に入る時には必ず「前と後ろ」と足の指の間と足の裏を石鹸で洗ってから浴槽に入るようにしていて、銭湯でもそうしています。
むろん、家庭の風呂とは違って銭湯では浴槽のお湯は常に消毒されていますので、私の気にしすぎかもしれませんし、私も浴槽に入る前に全身を洗うまではしていないので五十歩百歩かもしれません。でも、さすがに脱衣所からダイレクトに浴槽にザブンと入るのは、私としては精神的に嫌だな、と感じていたので、月島温泉のように注意が徹底しているのは、いい銭湯だな、と思ったのです。
と、ちょっと愚痴のようになってしまいましたので、別の話題を。
最近はスーパー銭湯に限らず、一般の銭湯でも、いろんな設備や変わり風呂を設けるところが多くなりました。ジャグジーや薬湯、露天風呂など。「サ活」と称するサウナブームで、サウナ施設を設ける銭湯も増えました。みなさんは、どんなお風呂が好きですか?
私はサウナはちょっと苦手。サウナ好きの方は、サウナと水風呂を繰り返すことで高揚感、多幸感が感じられ、そのような状態を「ととのう」と表現しますが、私は「ととのう」境地に達したことはありません。というより、サウナの後に水風呂に入ったのは、今まで数回しかないんです。やっぱり、お風呂は熱めのお湯にゆっくり浸かりたいかな、と。
そんな私が好きなお風呂は何なのか?断然、「電気風呂」ですね〜。今回行った月島温泉にも電気風呂がありましたので、衛生の注意書きとともに、一気にお気に入りの銭湯になりましたね。
電気風呂とは、浴槽内の側面に電極板が付いていて、微量の電流が流れているお風呂です。もちろん、体に害がない程度の電流ですが、電流が身体を流れることにより、筋肉が収縮し、血行も良くなって、コリや疲労を和らげる効果があるんです。
電気風呂はもともと欧米で治療用の医療器具として発明されたみたいで、日本では1933年に京都の船岡温泉でドイツから輸入した機械が設置されたのが初めてで、関西地方の銭湯で広く普及したそうです。
私も大阪に旅行に行った時に銭湯に行き、電気風呂に入ったのですが、関東の電気風呂よりも電流が強めでした。でも、かなり高齢の方も次から次へと平気で入っていました。
関東の銭湯では、電気風呂があるところ自体少なく、あっても、入っている人を見かけたことはほとんどないので、関東に比べて関西では電気風呂文化が定着してるな、と感じました。
電気のビリビリは、罰ゲームにも使われるくらいで、キライな人も多いかと思います。でも、電気風呂ファンの私としては、サウナブームの次は、電気風呂ブームが来ないかな、と密かに期待しています。サウナの「ととのう」に対抗して、電気風呂は「しびれる〜」といった感じで。