探訪日:2024年(令和6年)10月16日(水曜日)
探訪番号:94
投稿日:2025年3月16日
ブログ分類:史跡・旧跡めぐりシリーズ #7
かつて東京には縦横に路面電車(都電)が走っていて、その総営業距離は200kmを超え、世界でも有数の路面電車都市でした。
しかし、高度成長期でモータリゼーションが進むと、自動車の邪魔になるとして、また、都心の地下鉄網も整備されて利用客も減少して、1972年までにほとんどが廃止されました。
現在、都内では東京さくらトラム(都電荒川線)の一部が、唯一の自動車道路との併用軌道を持つ路線となっています。
都電が廃止されるにあたり、経費削減のために完全に線路を撤去するのではなく、線路の上からアスファルト舗装した箇所がかなりあるらしく、その後の道路整備工事で昔の路面電車の線路が発掘される事例が多くなりました。
2020年には神田川にかかるお茶の水橋で都電の線路跡が発掘されました。
【写真】お茶の水橋で線路跡が発掘されたというニュースを私が聞いたのは遅かったため、慌てて見に行ったものの、残念ながら線路は撤去された後でした。
お茶の水橋で線路跡が見られなかったのは残念だったな〜、と思っていましたが、昨年に8月に、同じく神田川にかかる白鳥橋で都電の線路跡が発掘され、10月に2日間限定で一般公開される、というニュースを見て、見に行ってきました!
【写真】私が行った日は、お昼の1時から3時までが公開される時間でした。公開開始時刻にはたくさんの見学する方がいらして、歩道の先の方まで大行列ができていました。
【写真】大勢の方が、写真を撮ったり、線路に触れたりしていました。
【写真】線路が切れた端の部分です。
【写真】線路を触ってみました。
【写真】御影石に敷設された線路がステキですね。
【写真】御影石の路面にも触りました。
実は、鉄道の幅(軌間)は、路線によってまちまちです。全国のJR在来線は1067mm(3フィート6インチ)、新幹線は1435mm(4フィート8 1/2インチ)です。1435mmは鉄道発祥の地であるイギリスを始め、世界中の多くの鉄道で採用され、「世界標準軌」と呼ばれています。
一方、都電はJR在来線と新幹線の中間の1372mm(4フィート6インチ)です。これは、馬車軌間と呼ばれ、かなり珍しい線路幅です。現在では、もともと路面電車から転換した京王線や東急・世田谷線、京王線が乗り入れる都営地下鉄新宿線が採用しています。
【写真】都の職員の方が、線路にメジャーを置いて下さいました。
【写真】メジャーのメモリは、1372mmを指していました!
【写真】早めに帰るつもりが、3時の公開終了時刻までいてしまいました。誰もいなくなった瞬間をパチリ!
【写真】予定通り、3時に工事用の柵が閉められました。貴重なものを見ることができて、感動しました。ありがとうございました。