探訪日:令和7年(2025年)11月23日(日曜日)
探訪番号:115
投稿日:2025年12月8日
ブログ分類:博物館めぐりシリーズ #14
京成電鉄・金町線の柴又駅に行きました。
「柴又」と聞いて、半分の人は帝釈天、もう半分の人は寅さんを思い浮かべると思います。
柴又駅から歩いて10分くらいのところに、映画『男はつらいよ』の世界観に触れられる「寅さん記念館」という施設がありますので、行って参りました。
『男はつらいよ』は、昭和の名優、渥美清が演じる、柴又生まれの車寅次郎を主人公とする人情喜劇です。最初は1968年から半年間、フジテレビのドラマとして放映され、1969年からは松竹の配給で映画シリーズ化。1995年の48作の公開後に渥美清が亡くなりシリーズは終焉を迎えますが、その後、2作品が特別編として制作され、全50作品の映画シリーズとなっています。
【写真】柴又駅のホームです。

【写真】駅の看板などにも、随所に寅さんのシルエットが描かれていました。



【写真】駅前には、寅さんと、寅さんを見送る妹のさくらの銅像が立っていました。

【写真】振り返るリアルな寅さん像です。

【写真】渥美清の顔の骨格と私の顔の骨格は、とても似ているんですよね〜。以前働いていた会社の上司によく「田村くんは寅さんみたいだ」と言われていました。てっきり人柄的なものかと思っていましたが、もしかしたら見た目が似ているということだったんですかね〜(^^;)

【写真】映画シリーズでは、さくらは倍賞千恵子が演じました。こういう銅像は似ていないことが多いですが、渥美清とともに、とてもよく似ていますね。

寅さん記念館は、住宅街の中の江戸川の河川敷の脇にありました。
【写真】寅さん記念館のチケット売り場の入り口です。

【写真】チケットを購入すると、映画館の入り口のような寅さん記念館の入り口がありました。寅さんが看板の「館」の字を外して裏を見ていますね。

【写真】床には脱ぎ捨てられた寅さんの雪駄がありました。

【写真】入り口を入ると、レトロな映画看板と寅さんの生い立ちコーナーがありました。

【写真】紙芝居風の装置で寅さんの生い立ちを追える趣向となっていました。

【写真】手前のボタンを押すと、幕が上がって、かなり精巧なミニチュアの人形が動きます。

【写真】寅さんの実家は、帝釈天の門前にある老舗の団子屋「くるまや」(39作目までの屋号は「とらや」)。本格的なセットが再現されていました。



【写真】昭和の柴又の街並みを再現した精巧なジオラマもありました。




映画『男はつらいよ』のファンの方はもちろん、昭和レトロに興味がある方も、かなり楽しめる気合の入った施設でした。
テレビシリーズの大半の脚本と、映画シリーズの3・4作以外の監督を務めたのは山田洋次です。寅さん記念館の隣には、山田洋次ミュージアムも併設されていました。
【写真】入り口を入ると、山田洋次の銅像。

【写真】映画『男はつらいよ』のさまざまな資料などが展示されていました。

【写真】昔の映画の撮影機材です。

【写真】2000年まで鎌倉市にあった松竹大船撮影所のジオラマもありました。

ところで、私は記念館に行くほどの寅さんファンだったのかというと、・・・です。『男はつらいよ』を映画館で観たことは一度もなく、たまにテレビの映画番組でやっていたものを断片的に観た程度。そんなに思い入れもないんです。
じゃあ、なんで突然寅さん記念館に行ったのか?その理由は次回のブログで!