現地に行っていろいろなものを見てくるフィールドワーク系ブログ

東京・神田にあった大きな顔の看板。解体直前に行って見てきました!

探訪日:2024年(令和6年)5月27日(月曜日)

探訪番号:80

投稿日:2024年9月30日

ブログ分類:看板めぐりシリーズ #1

東京の神田小川町の本郷通り沿いに、特徴的な看板のオーダーシャツのお店があったのをご存知ですか?

私は今まで、そのお店の前を何回も通って看板を見ていたのですが、お店の中に入ったことはありませんでした。

このお店は、その名も「顔のYシャツ」。屋号の通り、かなり大きな男性の顔の絵の看板が、お店の上に掲げられていました。お店自体はこじんまりしていたものの、看板のインパクトの強さに、地域の名物、ランドマークになっていました。

【写真】都営地下鉄・新宿線の小川町駅と東京メトロ・千代田線の新御茶ノ水駅のB7出口を出たすぐのところにお店はありました。

撮影地:東京都千代田区神田小川町

【写真】近くまで行って、写真を撮りました。

撮影地:東京都千代田区神田小川町

【写真】すごい迫力の看板ですが、なかなかのイケメンで、優しそうな笑顔なので、威圧感はないですね〜。

撮影地:東京都千代田区神田小川町

【写真】横の小さい看板にも同じ顔の絵が描かれていました。

撮影地:東京都千代田区神田小川町

ネットの情報によると、顔のYシャツは、大正9年(1920年)に創業。当時は『栄屋』という屋号だったそうですが、顔の看板も掲げられていたようです。

顔のモデルは初代店主の梶永松さんで、青年時代の似顔絵だそうです。看板の顔のとおり、柔和な人柄だったとか。

看板は戦争中の空襲で焼けてしまったものの、戦後、お店を継いだ息子さんが新しい看板を作り直し、それにちなんで屋号も「顔のYシャツ」に変えたそうなんです。

【写真】お店は、創業100年となる2020年に閉店となり、今年6月から解体工事が開始されました。

撮影地:東京都千代田区神田小川町

【写真】シャッターのところに「解体工事のお知らせ」が貼ってありました。写真を撮りに行った日以来、この場所には行っていませんので、現在はどうなっているかわかりませんが、工期は来年5月31日まで、と書いてありました。

撮影地:東京都千代田区神田小川町