現地に行っていろいろなものを見てくるフィールドワーク系ブログ

京葉線に乗って「夢の国」へ!?いやいや、「夢の島熱帯植物館」へ行きました!

探訪日:2025年(令和7年)1月31日(金曜日)

探訪番号:98

投稿日:2025年5月27日

ブログ分類:庭園・植物園めぐりシリーズ #5

当ブログは私が行きたいところに行って写真を撮ってきて記事にしています。

主に神社・仏閣とか、博物館や乗り物、橋など、どちらかといえば地味というか、世間的な基準からするとマイナーなスポットばかり探訪しています。

私は現在、JR京葉線・稲毛海岸駅の近くに住んでいます。京葉線沿線のメジャーなスポットといえば、みんな大好きな、あの「夢の国」ですよね〜。

私は稲毛海岸に引っ越して15年ほど経ちますが、かの「夢の国」には一度も行ったことはありません。でも、せっかく京葉線沿線に住んでいるので、たまには、と思って、京葉線の電車に乗りました。

【写真】稲毛海岸から約30分、「夢の国」最寄りの舞浜駅に到着です。

撮影地:千葉県浦安市舞浜(京葉線車内)

と、電車が舞浜駅に停車して、ふと思ったんです。当ブログのテイストとして、「夢の国」が相応しいスポットなのか、と。

【写真】そんなわけで(?)、舞浜駅のわずかな停車時間で逡巡した結果、舞浜駅をスルーして、新木場駅に行きました!

撮影地:東京都江東区新木場

【写真】新木場駅前には、「夢の国」ならぬ、「夢の島公園」がありました!

撮影地:東京都江東区夢の島
撮影地:東京都江東区夢の島

夢の島公園は、43ヘクタールもある、広大な都立公園です。

この場所は、戦時中の1938年に、水陸両用空港を建設するために埋め立てられた「東京湾埋立14号地」がルーツです。しかし、空港自体は戦局の悪化で建設されませんでした。

戦争が終わり、1947年に海水浴場がオープン。この海水浴場は「夢の島海水浴場」と名付けられました。当時の東京湾はとてもキレイで、「東京のハワイ」と呼ばれたそうです。

しかし、海水浴場も台風や財政難で3年で閉場してしまい、その後土地は放置されました。

高度経済成長に突入すると、大量のゴミを処分する埋め立て場が必要となり、夢の島に白羽の矢が。1957年からは、実に東京23区の7割の生ゴミが夢の島に集められ、焼却処分されず埋め立てられました。

夢の島の環境は悪化し、ハエやネズミが大量発生。夢の島はいつしか「ゴミの島」と呼ばれるようになってしまったのです。当然、住民の怒りが爆発し、江東区はゴミの受け入れを拒否するまでの事態となりました。

その後、各区に清掃工場がつくられ、夢の島に運ばれるゴミの量は減少し、さらに、生ゴミは焼却処分された後に埋め立てられるようになったため、現在では、ゴミによる公害はなくなりました。

その後、夢の島には陸上競技場や体育館などのスポーツ施設、また、清掃工場の余熱を利用した熱帯植物が育つ温室がつくられるなど、現在は緑あふれる美しい公園となっています。

【写真】公園内にある「夢の島熱帯植物館」です!

撮影地:東京都江東区夢の島

【写真】門を入ると、入場券の券売機がありました。右側の券売機は休止中でしたが、「おやすみ中…」という表記がいいですね!

撮影地:東京都江東区夢の島

【写真】チケットを持って、受付の方に意気揚々と提出すると、「これ、Suicaの領収書です。チケットがもう1枚出ていると思います」とおっしゃっていただきました。

撮影地:東京都江東区夢の島

【写真】慌てて券売機に戻ると、チケットが取り出し口に残ってました(^^;) 領収書も写真付きで立派な券だったので、まちがってしまったのです。

撮影地:東京都江東区夢の島

【写真】大きなドームがあり、立派なエントランスです。

撮影地:東京都江東区夢の島

【写真】エントランスの前には大きなカボチャのオブジェ!茨城県常陸大宮市の農家の方が育てた本物のカボチャと書いてある看板がありました。

撮影地:東京都江東区夢の島

【写真】温室の入り口です。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】開放的で、太陽が燦々と降り注ぐ、ガラス張りの温室です。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)
撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】まるでジャングルに迷い込んだ感じです。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)
撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)
撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)
撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】人工の滝もありました。滝の裏側が通路になっていましたが、端っこを歩かないと、濡れてしまいます。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)
撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】滝を眺めながらコーヒーなどがいただけるカフェもありました。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】「ココヤシに実がなっています。頭上にお気をつけ下さい」の看板がありました。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】上を見上げると、ココヤシの実がたくさんなっていました。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】こんな大きなココヤシの実が頭の上に落ちてきたら、大怪我してしまいますね。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】食虫植物温室という小さな部屋もありました。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】ウツボカズラという植物がたくさんなっていました。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】ウツボカズラは、上の葉っぱみたいなところに蜜腺があり、甘い匂いを出して虫を誘います。そして、下の袋状の部分の内側はツルツルしていて、虫が落ちると二度と這い上がって出てくることはできません。落ちた虫を消化液で溶かして、栄養とするんです。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】館内の自動販売機にもウツボカズラの写真がありました。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】私が行った日は、バレンタインデーが近いということもあり、「熱帯カカオ&チョコレート展」が開催されていました。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】チョコレートができるまでの模型などが展示されていました。

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

【写真】温室にも、カカオの実が元気よく育っていました!

撮影地:東京都江東区夢の島(夢の島熱帯植物館内)

夢の島公園は広大なため、夢の島熱帯植物館は新木場駅からは徒歩で15分くらいかかりますが、植物が好きな方ならとても楽しめる施設だと思います\( ˆoˆ )/