現地に行っていろいろなものを見てくるフィールドワーク系ブログ

東京・町田の国際版画美術館で、楊洲周延の企画展が開催中です!

探訪日:2023年(令和5年)11月8日(水曜日)

探訪番号:54

投稿日:2023年11月30日

ブログ分類:美術館めぐりシリーズ #1

幕末から明治期に活躍した浮世絵師の楊洲周延(ようしゅう・ちかのぶ)。東京・町田の町田市立国際版画美術館では、12月10日まで「楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師」という企画展が開催されておりますので、見に行ってきました!

楊洲周延は天保9年(1838年)、越後高田藩(今の新潟県上越市)の江戸詰め藩士の橋本直恕の嫡男として生まれました。

若き日より歌川派の絵師に師事して画技の研鑽を積む一方、高田藩士として旧幕府軍に加わり、以前、当ブログでも書いた上野戦争にも参戦、また、榎本武揚らと箱館戦争でも戦ったそうです。

その後、40歳頃に武士から絵師に転身、本格的に浮世絵を描き始めます。

大正元年(1912年)に亡くなるまで、2000点もの浮世絵を残しました。明治期の時勢や風俗を描いたばかりか、江戸時代には禁止されたいた江戸城や大奥の歴史物の絵画もたくさん描いています。

【写真】町田市立国際版画美術館は、JR横浜線と小田急線の町田駅から歩いて15分くらいの、芹が谷公園の中にありました。

以前より気になっていた美術館なのですが、今回始めて行きました。

撮影地:東京都町田市高ヶ坂

【写真】入口の様子です。

撮影地:東京都町田市高ヶ坂
撮影地:東京都町田市高ヶ坂

楊洲周延が描いた300点の絵画を展示

企画展では、周延が描いた錦絵、版本、肉筆画の300点が展示されています。

一部は写真撮影をすることができました(フラッシュ撮影は不可)。

【写真】芸術的な価値だけでなく、明治時代の様子を今に伝える歴史的な価値もある絵画をたくさん残しました。

撮影地:東京都町田市高ヶ坂(国際版画美術館)

【写真】浅草公園の様子です。関東大震災で崩壊した浅草十二階(凌雲閣)も描かれていますね。

撮影地:東京都町田市高ヶ坂(国際版画美術館)

【写真】総金地の屏風に描かれた流鏑馬の絵です。

撮影地:東京都町田市高ヶ坂(国際版画美術館)

すばらしい絵画を鑑賞 図録も購入

予想に違わぬ、いや、予想以上のすばらしい絵画を鑑賞できて、幸せでした!

町田駅周辺は、大型商業施設をはじめ、数多のお店があってかなり開けているのですが、ちょっと歩けば多摩丘陵の豊かな自然が広がり、さらに、こんなステキな美術館もあって、いい町だ!と感じました。

【写真】あまりに良い絵画ばかりだったので、図録も購入してしまいました。

撮影地:東京都町田市高ヶ坂(国際版画美術館)

併設のカフェで美味しいオムライスも食べました

美術館には「けやき」というカフェが併設されていました。

撮影地:東京都町田市高ヶ坂(国際版画美術館)

【写真】企画展とのコラボメニューとして、「絶品オムライス」というメニューがあったので、注文しました。

撮影地:東京都町田市高ヶ坂(国際版画美術館)

【写真】昔ながらのチキンライスのオムライスの上に、美味しいクリームソースがかかっていました。野菜サラダもたっぷり添えられていて、激うまでした*\(^o^)/*

撮影地:東京都町田市高ヶ坂(国際版画美術館)