現地に行っていろいろなものを見てくるフィールドワーク系ブログ

大河ドラマ『べらぼう』にも登場した九郎助稲荷がお祀りされている吉原神社にお参りに行きました!

探訪日:令和8年(2026年)1月10日(土曜日)

探訪番号:121

投稿日:2026年1月29日

ブログ分類:パワースポットめぐりシリーズ #25

昨年放送された、NHKの大河ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』。前回のブログでは、主人公の蔦屋重三郎が眠る正法寺にお参りに行ったことを書きました。

蔦屋重三郎は吉原遊廓の生まれで、吉原遊郭には守護神として大門の手前に吉徳稲荷社、そして郭内の四隅には榎本稲荷社、明石稲荷社、開運稲荷社、九郎助稲荷社が鎮座していました。

それぞれの神社は、吉原の女郎たちの信仰を集めましたが、特に九郎助稲荷は一番人気があったそうです。蔦屋重三郎もたびたび願掛けにお参りに行っていたそうです。

大河ドラマでは、小芝風花さんが演じた花魁の花の井(のちに瀬川)も九郎助稲荷にたびたび訪れていました。また、語り手の綾瀬はるかさんは九郎助稲荷の狐像という設定で、たびたびいろいろな人間に化けてドラマに登場していました。

5つの稲荷社は、明治14年に合祀されて、総称として「吉原神社」と名付けられました。正法寺にお参りに行った後、吉原神社にもお参りしました。

【写真】吉原大門交差点から仲之町通りを歩いて5分くらい行ったところに、吉原神社がありました。

撮影地:東京都台東区千束

【写真】「九郎助稲荷をはじめ六神をお祀りする神社です」という看板がありました。

撮影地:東京都台東区千束(吉原神社境内)

吉原神社は、当初は吉徳稲荷のあった場所に鎮座していましたが、関東大震災で焼失。昭和9年に現在地に新社殿が造営されましたが、そちらも東京大空襲で焼失。昭和43年に現在の社殿が造営されました。

【写真】立派な社殿です。

撮影地:東京都台東区千束(吉原神社境内)

【写真】社殿には、合祀された神社の名前が書かれた提灯が掲げられていました。

撮影地:東京都台東区千束(吉原神社境内)

ところで、大河ドラマでは九郎助稲荷に狐の像が置かれていました。実際、江戸時代も狐の像が置かれていたようですが、吉原神社に合祀されたときには、狐の像はなかったそうです。

それで、ドラマを観て神社にお参りしたお客さんから「狐の像はどこにあるの?」という問い合わせが多く寄せられたため、昨年7月に地元の有志の方が2体の狐の像を奉納したそうなんです\(^o^)/

【写真】凜とした狐像が、参拝客を迎えてくださいました。

撮影地:東京都台東区千束(吉原神社境内)

【写真】大きな耳がピンと立って、カッコいいですね。

撮影地:東京都台東区千束(吉原神社境内)

吉原遊廓のはずれの池の辺りに弁財天がお祀りされ、遊郭楼主の信仰を集めていたそうです。大正12年に発生した関東大震災では、境内に避難してきた人が焼け死んだり、火事の熱から逃れようとした多くの人たちが池に飛び込んで溺れ死んだりして、500人もの人が亡くなったそうです。

その後、昭和9年に吉原神社が現在地に移転した際、この弁財天も合祀され、現在は弁財天の本宮として、吉原神社の飛地境内となっています。

【写真】吉原神社から歩いて1分ほどのところに、吉原弁財天の本宮境内がありました。

撮影地:東京都台東区千束

【写真】境内の奥の方に、社殿がありました。

撮影地:東京都台東区千束(吉原弁財天本宮境内)
撮影地:東京都台東区千束(吉原弁財天本宮境内)

【写真】壁面にはありがたい弁財天の壁画もありました。平成24年の改修工事で、東京藝術大学の学生によって描かれたそうです。

撮影地:東京都台東区千束(吉原弁財天本宮境内)

【写真】周囲の開発により、池は小さくなりましたが、元気よく鯉が泳ぎ、高く積まれた岩から滝が流れて、ステキな感じでした。

撮影地:東京都台東区千束(吉原弁財天本宮境内)

【写真】関東大震災で亡くなった方を慰霊するため、大正15年に吉原観音像(大震火災殃死者追悼記念碑)が建立され、現在も日々慰霊の祈りが捧げられており、毎年9月1日(震災発生日)には慰霊祭が執り行われます。

撮影地:東京都台東区千束(吉原弁財天本宮境内)